南砺市野尻(福野町)にある石武雄神社様にて、参道の石張りと階段石の工事をいたしました。式年祭(御開帳)に向けての整備です。
こんにちは!富山県南砺市、砺波市を中心に石に関わるお仕事をさせていただいております、石森石材の石森佑輝です。南砺市野尻(旧福野町)にある石武雄神社様にて、本殿前参道の石張りと、踏段石の工事をさせていただきました。その時の様子をご紹介したいと思います!
完成したお写真がこちらです
南砺市野尻(福野町)にある、石武雄(いわたけお)神社様よりお声掛けいただいて、参道の石張りと階段石の工事をご依頼いただきました。石武雄神社様は、当社からも車で15分ほどの場所にあり、以前にも本殿の修繕や石燈籠の建て替え工事などさせていただきました。
石武雄神社は、この地域でも大変古く、歴史のある神社で、令和8年には式年祭(御開帳)がおこなわれるそうです。今回は、その式年祭に向けての整備ということで参道の石工事を施工させていただきました。
工事着工前のお写真です
工事前の参道です。参道や階段には、地元の「桑山石」や「金屋石」がたくさん使われていました。歴史とともに、大変雰囲気も良い参道ではありましたが、経年による石の劣化がたくさん見受けられたこともあり、この度改修させていただくこととなりました。
階段石は庄川産の金屋石でした(^^)
解体と基礎工事
まずは解体作業です。古くなった石材を取外し、土砂を搬出し、新しく参道をつくるための地盤をつくってまいります。実際に解体をしてみると、当時どんな施工方法でつくられたものなのか、また当時の職人さんがどのような思いでつくられたものなのかを見ることができ、感慨深い作業です。
見えなかった石積みの部分も見えてきました(^^)
参道となる部分もベースコンクリートをつくるために、土砂を掘っていきます。
地面を掘って、やわらかい土を取り除いて、砕石という砕いた石を敷いたところです。転圧する機械を使い、地面をしっかりと締め固めて、ベースのコンクリートの下地をつくります。
ワイヤーメッシュを敷いて、ベースコンクリートの打設が完了しました。
縁の石を据え付けて、
一枚一枚高さを合わせて、水が溜まらないように勾配をつけながら並べていきます。
参道、階段ともに完成いたしました!
工事が完了いたしました!(^^)
上段部分の石張りです。表面はジェットバーナー仕上げと言う、滑り止めの加工になっています(^^)フラットになって歩きやすくなっただけでなく、雑草対策として、管理の面でも楽になりますね!
石を使うことによって、景観だけでなく、感じられる雰囲気も大変素晴らしいものになると思います!時間とともにその場所に馴染んでいくところもいいですね(^^)
階段には宮司さん方のご要望もあって、ステンレス製の手すりを設置させていただきました!大変昇り降りのしやすい階段になりました!(^^)
工事を終えて
工事を終えて、歩きやすくなった参道や、昇りやすくなった階段をご覧になられて、宮司さんや地元に氏子の皆さんに大変喜んでいただくことができました。式年祭に向けて、歴史ある神社がこれまで以上に親しんでいただけるようなお手伝いができたこと、大変嬉しく思います!ありがとうございました(^^)