富山県砺波市東保にて、法要に合わせてお墓の気になるところの修理をさせていただきました。

こんにちは。富山県西部を中心に、お墓や石のお仕事をさせていただいております、石森石材の石森佑輝です。

先日、お客様から「今年の法要に合わせて、お墓の修理をしたい」とご相談いただき、砺波市東保の墓地にて、お墓の点検と修理、そしてクリーニングをさせていただきました。その時の様子をご紹介いたします。

ご相談いただいたときのお写真です

ご来店いただいたお客様とご一緒に、まずはお墓の確認に行かせていただきました。お客様の気になっているところ、そして修理しなければいけない箇所など、ご一緒に確認をさせていただきました。

 

まずお客様が気になっておられたところです。お墓のふちを囲む、葛石といわれる部分が、経年によって開いてきていました。これは、冬期に凍結のある富山県ではよくあるお墓のお悩みのひとつで、傷んだ目地部分から水分が浸入し、その水が凍結することが原因で起こる現象です。凍結によって、重たい石も動いたり割れたりします。自然の力はすごいですね。

 

こちらはお墓の目地(お墓の石と石の隙間)の黒ずみ汚れです。頻繁に掃除をされていても必ずと言っていいほど付いてくるお墓の汚れのひとつです。こすったりしてもなかなか取ることのできない汚れです。

お客様は、経年によるお墓そのものの劣化具合も気にされておられました。今回は、これからしばらく修理の心配のないように点検と修理をさせていただきたいと思います。

 

修理とクリーニングが完了いたしました

 

 

お客様が気になっておられたふちの石の部分です。こちらは石を留める部分にL型のステンレス金具、そして耐震のボンドを入れて、アンカーで留めさせていただきました。これで水分が浸入することも防ぐことができ、今後また開いてくような心配はないかと思います。

 

開いていた部分も矢印のように密着させ、耐震のボンドを使ってとめさせていただきました。

 

黒ずみ汚れもクリーニングでキレイに!

お墓のまわりのスペースも、今回石張りをさせていただきました。磨いた石を張り、汚れが付きにくくすることと、掃除のしやすさを考えて石張りをさせていただきました。

 

掃除のしやすさもありますが、スッキリとした印象のお墓になったのではないかと思います。修理、クリーニングが完了したお墓をご覧になられたお客様からは、「いいがにしていただいてありがとうございました!」と喜んでいただき、こちらもご相談のお力になれたことを嬉しく思いました。

これからもお客様のお困りごとによりお応えできる石材店となれるよう、努めていきたいと思います。ありがとうございました。